今月1日で59歳になりました!今年で、私も50代最後の年となります。
しかし、実感がありません。だって、自分の外観はさておき、気持ちはまだまだ若いつもりです。
私は教師になりたくて大学を出たというのに、明治生まれの祖父母に「女が仕事なんかしたら、しかも『先生』なんて仕事をすれば、頭が高くなり、嫁になんぞもらってもらえないぞ!」と言われて、就職などもっての外と言われるような「家制度」バリバリの家庭に育ちました。
うちの兄は100年目に産まれた男の子!大事に大事に育てられた跡継ぎ!それにひきかえ、私はともかく嫁に行くのが…女のしあわせだと教えられました。
気がつけば、結婚をして、子どもを産んで、子育てしていて…。主人は姑が歳をとってからの子どもです。そういってる間に…早くに認知症となり、介護に突入!
姑がなくなったのが、2年前だから、およそ19年間の介護生活。そのうちの6年間は施設に入所しましたが、それまでは在宅介護でした。
もう、在宅介護時代は家庭崩壊になるか?と思うくらいの日々でした。
その間は外に働きに行くことも許されず、やりたいことも出来ずの時代でした。
姑が入所してから縁あって、今の仕事をすることに主人の許可も下り…現在の私があるわけです。
だから、今が最高!
やりたいことがいっぱいあって、今でもなにげに「将来はこういうふうになりたい!」と思うことがフゥ~と浮かぶことがよくあります。
この歳で「将来」なんて言葉はおかしいのですが…(笑)!
でも、マジに思ってしまうわけです。時々、そう思って…自分でもプーと吹き出すこともあります。
でも、ホントにいっぱいやりたいことがあるんです。
前置きが長くなりました(^^ゞ!
50前後で始めたものが色々あります。
フルートはそのひとつ!
私がなぜフルートがしたかったかというと…いろんな理由のひとつとして、お亡くなりになった前文化庁長官をされた『河合 隼雄』さんがフルートをされていたことです。
大学時代から、河合隼雄先生にあこがれて追っかけをしたこともあるくらい大好きでした。大学を卒業して児童相談所で少し働いていたころに、河合先生の研究室の人と仕事を組んでいて…その人から河合先生の話を聞くのがとても楽しみでした。
Y楽器でレッスンを受け始めたのが、50歳になる少し前!40代で始めないと息が切れて、始めるなら50歳になるまでに!ということで始めました。
しかし、Y楽器のフルートの先生がやめられて、次の先生が2年ほど見つからず、そして今のM楽器にレッスンを受けに行くこととないました。
その後も、仕事が長引いたりして休みがちになり、一旦はやめましたが、また復活しました。
一度やめたので、先生が変わりました。
その先生が、なんと!河合先生にフルートを教えてらした先生だったのです。
先生とレッスンしていると、なんだか背筋がシャッキ!とします。
フルートだけでなく、人生の先輩として…色々と教えていただける師匠です。
よく休み、練習もあまりしない生徒の私に…見捨てず、熱心に教えてくださるのです。
しかし、その先生が11月いっぱいでM楽器を退職することとなりました。
こんなベテランで、教えるのも上手な先生を「定年」ということで退職されるのです。
芸術の世界に、企業だとはいえ…歳だからとやめさせる!ってどうよ!
…って、私は思います。
私のフルートの先生は、ちゃんとしたキャリアをお持ちなので、他での活躍の場はいっぱいお持ちですが…働くことに年齢で制限されることにちょっと疑問が?!
歳をとるって、いろんなことができなくなる!ってことなのでしょうか?
若いから、これからどんどん成長していく! だから、活躍する場があたえられる!
たしかに、それも必要で、大事なことでしょう。
では、歳をとったら…。
たしかに、目は老眼になり、肌は衰え、昔のような体力はなくなります。
でも、歳を重ねたから、経験値も大きいから…そこに価値があるのではないでしょうか?
私は、まだまだやりたいことがいっぱいあります。
私は年齢など、どうでも良い!人の評価など、どうでも良い!…まだまだ、やりたいこと、好きな事をやっていきます。
因みに、12月から今の先生が個人的にされているレッスン場に…私は付いていきます!
凄い、夢は多い方がいいですよ。
今時実年齢から20位引いて大丈夫だと思います。
人生悔いなしの人生を送って下さい‼️
私もまだまだやりたいこといっぱいあります。
あっちゃんをお手本に頑張ります。
奈津さん!
コメント、ありがとうございます!
やりたいことがありすぎて…。
-30歳といきたいのですが(笑)!
市子!
コメントありがとうね!
市子の方がいっぱいやってるよ!
私のほうが、お手本にしたいくらい(笑)!
フルートを始めたきっかけが、河合先生なんですね。追っかけをされるくらい傾倒されていたとは、これもまたすごい!きっと、河合先生の先生と出会うことになったのも、想いが通じたんですね。ブログを読んで、私も、「将来はこういうふうになりたい」と思ってもいいんだという勇気を頂きました。
「あくる朝起きたら、また違う風が吹いているからね。」
河合先生のこの名言が好きです。
恭子さん!
コメント、ありがとうございます!
仕事をすることになったのも、姑が施設入所日が決まった電話があった次の日の教育委員会からの電話です。
フルートの先生が河合先生に教えてらした先生だったのも、仕事をすることになったのも…私は運命だったと思っています。
この展開があった時に、「時に身を任せるのも良いな!」って思いました。
河合先生って、生まれながらの天才だと思っています。先生が書かれたことや言われたことは、ホントに名言が多く、納得することが多いです。
フルートの練習がちゃんと出来ていないこともあり、自信がないことも手伝って…ビビりながら吹いていた時に、フルートの先生が「河合先生はフルートを始められた時に『ぼくは、年齢の枠を外す!』とおっしゃったのよ!あなたも歳だからなんて思わず、まずは自分で自分の殻を破りなさい!」と言われた時には、ハッとしました。
『年齢の枠を外す!』という言葉に衝撃を受けました。
歳のせいにせず、ちゃんと、練習しなきゃね(苦笑)!